Behind Coleus

大学生なのに特別大学で楽しいことが一 つもない。虐待と男子校病のせいにしてみる。→日本脱出しました 今ジャカルタにいます。→ジャカルタから帰ってきました。→6月19日から小笠原沖で、インドネシア人とメカジキ漁

シールと サンプリング そのアイデア

1枚絵をばらばらにする。

ドラゴンドリルでは、シールにふっかつシールと名付けられており特別な意味が込められている。 というのも、このふっかつシール1枚1枚はドラゴンの1枚絵を6等分または9等分したものとなっていて、ふっかつシールを見るだけではドラゴンの全体像を把握することはできない。ふっかつシールを集めて、1枚絵を完成させ「ふっかつ」させることで初めて意味が分かるようになっている。サンプリングの手法がシールに用いられたと言える。

 

シールを貼るページを分ける。

既存のドリルでは終了したページにシールを張り付けることが基本であった。しかし、ドラゴンドリルでは問題のあるページではなく、巻頭にあるふういんページにシールを張り付ける仕組みになっており、シールを集めることで1枚絵が完成して「ふういん」が解ける仕組みになっている。 
小学館ポケモンずかんドリル(2023)』でもこの手法を取り入れており、終わったページにシールを貼るだけでなく、巻末にあるポケモンずかんボードにもシールを貼ることが出来る。ただ、シール1枚でポケモン1体を表していて、サンプリングの手法は取り入れられていない。

 

サンプリングが着せ替えを変えた?

『うんこ計算ドリル(2019)』の「うんこ戦士ゴッドウンコ」や、既存の女の子向けの着せ替えシールでは、様々な服から選べるというゲーム要素があるものの、もととなる下着姿のキャラクターを配置する必要があった。

ドラゴンドリルの派生作である学研『マジカルオシャレドリル(2024)』では、一通りのコーディネートになる代わりに 脚や手、頭がパーツ分けされおり、そこに次のシールを貼るための灰色のガイドがくっついている。これにより、下着姿の素体を作る事を避け、顔周りのパーツを最後にすれば、最後の1枚まで楽しめる構成になる。これは素となるものに足していくという考えではなく、一枚絵をサンプリングするという発想でたどり着いたものと考えられ、既存の着せ替えシールとは一線を画すシステムになっている。

応用行動分析学的な意味

シールを複数集めて、何かを完成させることをドリルに付属させる意味は応用行動分析学トークンエコノミー法に基づいていると考えられる。目標となる行動を増やすための報酬などの刺激に、数をためると実際の報酬(バックアップ強化子)と交換できるトークンを用いる技法。
シールというトークンを複数集めると、カッコいいドラゴンのイラストが完成するというバックアップ強化子を得ることが出来る仕組みになっており、1ページごとに報酬がもらえるよりもドリルに取り組む行動を強化出来ると考えられる。