




高校二年のとき、初めて姫路城を訪れ、天守の中を見学したときの驚きは今も忘れられない。外観は写真で知っていた。「白鷺城」ともいわれるように、白く優美なものだが、中に入って見ると、全くイメージが異なっている。ひやりと冷たい空気、黒びかりの分厚い木、敵を攻撃するための数々の工夫。そしてその構造の複雑なこと。自分は今、一階にいたはずなのにいつのまにか地下にいるといった感じで、後でもういちど外側を見ても、どの部分をどう通ってたのか分からなかった。
その後、歴史的な復元画や図解の仕事をやるようになって、姫路城天守の絵こ何度か描いた。解体修理の報告書も丹念に調べ、研究者の方々にも話を伺い、もちろん姫路城にも何度か訪れ、非公開部分にも入ったりして、やっとその構造が理解できてきたのは最近のことだ。まさに迷路のようなその構造には、今も興味がつきない。そしてもう一つ分かってきたことは、江戸時代の姫路城天守は、現在のように空っぽの天守ではない、ということだ。畳だって入っていただろうし、壁には数え切れないほどの鑓や鉄砲が掛けられ物置きにはたくさんの甲冑がしまい込まれていただろう。さらに、その建物の中で、人がどう行動していたのか、といったことまで含めた内部をイメージしてみると、一層おもしろいし、建物の役目や建築者の位置も何となく解ってくる。
香川元太郎の原点は姫路城にあった。そして、この時点で迷路との関連が暗示されていた。
この本の出版は平成9
時の迷路の出版は平成15年
まさに城と迷路の画家
Derainのこの絵一度カラーで見てみたいです。
300枚以上入ってた画集でこれが最も良いです。


ルーブルにあるらしいドランの絵
