brogmymxo’s diary

大学生なのに特別大学で楽しいことが一つもない。虐待と男子校病のせいにしてみる。 

女児本サンプリングは革命です

ちょこれーと効果でこんなの入ってたの初めて 外側の固いところがなくて全部柔らかかった。


シーン(界隈)の文化性というのは同一性と異質性(homogeneity and heterogeneity)の重層構造によって作られる。 

イケトランスやアイマスフォロワーのコンテンツなどが好例だが、

サイケデリックトランスでは絶対に特徴的なデケデケデケデケというキックとベースの組み合わせが登場し、アイドルマスターの後追いコンテンツは絶対に「ライブ」という概念を組み込む。)

一定の方向性を集めるという消費者心理と、プレイヤーの陰湿な内輪ノリや選民意識によって一定のフォーマットが形作られる。

  その一定のフォーマットの中異質なプレイヤーが生まれてくる。それを内包するように全体が動いたり排斥したりして同一性が動いていく。 

この動きが全体としてシーンを形作っていくこととなる。

 

 そしてシーンというのは、常に重層構造である。 例えば『コミさんはコミュ症です』

とか『男子高校生を養いたいお姉さんの話』



とか行為が出てこないだけの、ソフトコアポルノ美少女漫画は大きなシーンを形成してるが、それはマンガという巨大なシーンの一部でしかない。だから漫画のシーンの趨勢に大きく依存する。しかし、ソフトポルノ美少女漫画もそのシーン全体に影響を与える従属関係でかつ相互関係である。

 

話は戻る。女児本シーンの革新性について話そう。

まず大きな革命は明らかに女児が好きな文化からは飛躍した地点から沢山の引用があることである。

シーンは明らかに、JS世界観を逸脱した、文化を取り入れている。

これに関しては語ることはない。

 

 

 

この上記には擬人化立ち絵ドアップというJS文化とは明らかに遠い萌えキャラクターイラスト集の様な手法(

『原神』記念イラスト集が10月28日に発売決定。中国で刊行された大判イラスト集が日本上陸! エビテン予約購入特典はタルタリヤのオリジナル色紙!! | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com


)が用いられている。そして、複数あることからわかるようにそのなかである種の同一性が形成されていることは一考に値すべきである。ここで注目したいのはまた重層構造である。 まず、JS系の文化があり、そこに、遠い文化(擬人化立ち絵ドアップ)を取り入れたものが出てくる。そこで、同一性が動いていて、また新たな文化の広がりとして、2019以降の女児本シーンが形成されていく。

ときめきハッピー おしごと事典スペシャル | ナツメ社
(注2017年の女児本では明らかに絵の占める割合が小さくデザインの方向性も違う。歴史学には疎いので正確な考証とかはできないので、あまり語る前に去る。)

 

この離れた世界を関連付け新たなシーンを生み出すというのは、煮えたぎる坩堝の様な熱烈な文化圏でのみ起こることと言えるし、必ず時代の最先端ということになる。
これがどの位凄いかというと、往年の

M.C.ドナルドはダンスに夢中なのか?最終鬼畜道化師ドナルド・M

 

をはじめとする、ドナルドと、まったく関係のない変態ゲームのBGMと組み合わせて新たなシーンを形成したドナルドMADの勢いくらいすごい。

さらに凄いところは、プレイヤーの陰湿なインターネット選民意識ではなく、純粋に女児に選ばれてこれに収れんしたと考えると文化としての懐の深さがうかがえる。 (もしかしたら、今の女児の親の世代がこういう系にかなり弱い可能性はあるが、女児が嫌いな物は買わない)


さらに女児本シーンが凄まじく活発であることがわかる要素を出していこう。

2019年のシーンを代表する名著 

 

キラかわシリーズ

モデルみたいにかわいくなれる!おしゃれガールのキレイLesson(ナツメ社)

と2020年発売された

友だちと仲よくなるBOOK(新星出版社)(多分おうせめい氏

 

twitter.com

 

のイラスト)

の挿絵の比較である。落ち込んでいるときに、別に足を開いて膝を抱え込む座り方をする必要性はない。だから、競合他社の書物の文化を取り込み、新たな需要を取り込もうとする熱い意志を感じるのである。

さらに、異質なものを作ろうという気概もゴリゴリ感じる。
2022発売の最新のものの一つに、ゲームブック的な要素を組み込んだ新たな本も出てきた 新たにこれは定着するのだろうか?

www.poplar.co.jp(80年代に流行したゲームブック児童書ベストセラー 選択肢を選びページを行き来する、RPGを行う。)


更には多くのフォロワーが実在しているということは、忘れてはならない。学研の女児本シリーズは累計で1000万部売れているとポップにあったし、本屋を回る感じとして、明らかに少女漫画の単行本などより明らかに置いてある所が多い。

 

ついに女児本サンプリングについてだ。

目的は、凄まじい熱量を帯びた女児本シーンを世間に発信しつつ、サンプリングという手法を用い新たな趣を取り入れ、その一例を提示。文化の淵源を広げ新たな文化として発信する。 

こういうことです

こういうことです

こういうことです

こういうことです

こういうことです

こういうことです

こういうことです

 

 

brogmybana.hatenablog.com

より引用。

サンプリングと言うとどうしても、不自然な切り貼り(麻雀動画をあさってたら最高な切り貼り動画を見つけました。

 youtu.be

が多くなってしまいがちだが、前述したとおりキャラクターに名前や設定が存在せず、多くは一度きりの利用である。これをシーンが意図せず行っているかは不明だが、この属性はつまり、整合性が取れていないということそのものが存在しないということをを意味する。

ここに圧倒的な根源的可能性を感じた。シーンにサンプリングの文化を取り入れれば新たな文化として成功するとなんとなく、思った。

そんなとき目の前に、東方改変PVのシーンが現れた。
 あれは、名前や設定が既に存在するものの内から属性を破壊し、(この破壊の文化は既存の東方に関係する二次創作に見られる手法で、今まで内省的に行われてきた手法を視覚的に行ったという点がこの文化の成功点である。)新たな趣を取り入れるものであった、それですら成功しているということを見て、先述の推測は確信に変わったのである。

 

joban03.hatenablog.comこのように文章を書き続けることで女児本の一発で面白いと感じた部分以外の根底的なシーンの流れを少しずつ取り込むことができてきているような気がしている。

ようやく分かったのは女児本を女児本たらしめる最も重要な点は

背景

である。